「本当に、愛していたんだ」
世界で誰よりも愛していた妻を、ニコロは失った。
18世紀イタリア。裕福な家柄の次男坊で若く美しいニコロは、
最愛の妻を失った寂しさを言い寄ってくる赤毛の女たちで紛らわせながら、
決して満たされることのない心を抱えていた。
そこへある日突然飛び込んできたのは、
みすぼらしい恰好をした、亡き妻とは似ても似つかない、
鮮やかな緑目の少女だった。
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このお話は18世紀イタリアに実在したサルデーニャ王国(カトリック)を舞台に書いています。 |
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